Japanese Translation of EVOLUTION NEWS & SCIENCE TODAY

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インテリジェントデザインにとって傑出した1年

This is the Japanese translation of this site.

 

ブライアン・ミラー
2023/12/21 13:11

 

この1年には、インテリジェントデザイン研究プログラムがいかに影響力と深みを増し続けているかを実証する出来事が数多くありました。2024年にも、『Center for Science and Culture』への寄贈によって、この重要な仕事を進歩させることをご考慮いただければと思います。

 

2023年、デザインの推進者たちは、より多くの査読付き学術論文を発表し、より多くの大学がデザインに基づく教育・研究プログラムを開始または拡大しました。私たちの学者たちも、指導的な専門家たちからさらなる賞賛を受けました。ウィリアム・デムスキーとウィンストン・エバートの共著である『The Design inference』第2版は、尊敬されているプリンストン大学の数学者セルジュ・クライネルマンに賞賛され、彼は「開かれた心を持つ科学者がこの重要な本を無視できるとは思えない」と述べました。ここでは、この1年を手短に振り返って、私のお気に入りのハイライトの一部に焦点を合わせることにしましょう。

ジェームズ・ツアー

ライス大学の卓越した化学者であるジェームズ・ツアーは、生命の起源の指導的な研究者たちに、生命がどのようにして無方向性の過程で出現したかを理解する上で、真の進歩がなされたことを実証するように挑戦しました。当初は誰も応じませんでしたが、化学者のリー・クローニン (上の写真) が最終的にハーバード大学でツアーと討論することに同意しました。クローニンはこの分野の指導的研究者であり、この分野へのツアーの批判に対して可能な限り徹底的で、よく研究され、説得力のある回答を準備するために必要なあらゆる支援を直接受けることができました。

 

討論の中でツアー教授は、生命の起源のあらゆる唯物論的理論が直面している根本的な問題がどれほど解決されていないかを詳述しました。クローニン教授は応える際に、化学的な話を完全に避け、代わりにウィリアム・デムスキーのデザイン検出装置の粗雑な形式として機能するアセンブリ理論について説明しました。クローニン教授や他の誰一人として、唯物論的な生命の起源について有意義な擁護を提示できないことは、この分野の知的破綻を反映しています。同時に印象的なのは、証拠によってクローニンでさえもデザインの方向に押しやられていますが、彼が多くの人と同じように、いまだに自然選択と実際のデザイナーを混同していることです。

CELS

去る6月、『Discovery Institute』は、生物学者とエンジニアが一堂に会し、生物学研究を前進させるために工学がどのように最善の枠組みを提示するかを議論する、年2回の『Conference on Engineering in Living Systems』の第2回目を開催しました。話し手たちは、生命システムの高次組織の視覚化と理解を助けるシステム工学のモデリングツールについて発表しました。ある指導的なバイオミメティクスの専門家は、動物の四肢を工学的に分析することで、強さ、柔軟性、敏捷性を最大限に発揮できるようにいかに完璧に設計されているかを実証しました。

 

他に、優雅なスイッチング機構のような、人間が使っているのと同じ工学的デザインが、どのように生命全体にわたって実装されているかを説明した話し手がいました。信号処理のような工学的原理が、生態学的相互作用の核心にあることを例示したプレゼンテーションもありました。それぞれの論題が、将来の生物学的研究の指針にかなう、包括的な生物学的デザイン理論の構築に貢献しました。

 

特に励まされたのは、工学的原理がどのように最善の枠組みへの鍵を提供して研究を前進させるかを、出席した若い生物学者たちが認識していたことです。彼らはこの知識を用いて、最初期の段階にある生物学における次の偉大な科学革命を促す一助となることを望んでいます。

アフリカ

国際的な面では、地質学者のケイシー・ラスキンと私は、アフリカのいくつかの大学で自然界におけるデザインの証拠を提示しました (こちらこちら)。私は最初に、私たちの講演を歓迎するだけでなく、インテリジェントデザインの教育・研究プログラムの開始または拡大を願う大学の学長や科学関係の学科長がこれほど多いことに衝撃を受けました。この成功の多くは、インテリジェントデザインの教育をアフリカ大陸の主要な学術センターで組織した『BioCosmos Africa』の素晴らしい活動によるものでした。

 

アフリカ、アジア、ラテンアメリカの科学者たちの反応は、唯物論的哲学のレンズを通して世界を見るように訓練されてきた西洋諸国の科学者たちとははっきりとした対照をなしています。不幸なことに、西洋の多くの人々は、世界のすべての人々が自分たちの哲学的前提を共有していると思い込むヨーロッパ中心主義に苦しんでいます。彼らには、これらの精神的な目隠しによって妨げられていない非西洋の科学者たちがこれほどまでに、自然界の至る所にあるデザインの証拠を理解し受け入れることに何の問題もないことについての理解がありません。

個人的な影響

この1年、私はデザインについての真実が個人の人生に及ぼす影響を何度も直接目にしました。最近、カリフォルニア大学バークレー校のイベントで、私はライス・ブルックス博士と、科学やその他の学問分野から見た創造者の証拠について話しました。参加した生徒の何人かは、自分が偶然の産物なのか、それとも愛ある神によって創造されたのか、当初は確信が持てずにいました。プレゼンテーションの間、ある生徒は、彼女が偶然の産物ではなく、目的を持ってデザインされたのだという真実を見て涙を流しました。同じような理由で、他の数十人の生徒も、その夜が人生の転機となりました。

 

南アフリカでは、私が行ったプレゼンテーションの後、ある生物学の学生が泣きながら私のところに来ました。彼女は生物学におけるデザインの明確な証拠を目の当たりにしながら、生命は目的を持たず、無方向性の過程の産物だと言われ続けるという認知的不協和に耐えられず、生物学をやめようとしていました。彼女は、工学がどのように生物学的システムを深いレベルで理解するための指針となる枠組みを提供しているかを見ました。今や彼女は、生物学の博士号を取得し、この分野の進歩に役立ちたいと願っています。

 

スティーブン・メイヤーが『The Joe Rogan Experience』で3時間以上にわたってIDについて語ったこと、重要な論文が学術誌に掲載されたこと、数多くの学生に真実を伝えるのに役立つ教育会議でのプレゼンテーションなど、その他の勝利についてはもっとたくさん書くことができるでしょう。明らかにされるべきなのは、インテリジェントデザインの研究プログラムが繁栄しているだけでなく、私たちの影響力が国内外で拡大しているということです。皆様のご協力を得て、この傑出した1年が幕を閉じようとしている今、この傾向が2024年も続くことに私は何の疑いも抱いていません。