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2024/5/3 17:43
YouTubeに『Creation Myths』というチャンネルを持つダン博士は、インテリジェントデザインの推進者にとって、上品で丁寧、かつ本質的な討論の相手にはなりそうにない、と最初は思えました。とにかく、私が最初に彼の名前を聞いたときはそう思いました。しかし、私は間違っていました!ダン博士とは、実はラトガース大学の生物学者、ダン・スターン・カルディナーレ教授のことで、彼は昨夜、スティーブ・マクレーが司会を務める別のYouTubeチャンネル『The NonSequitur Show』で、地質学者ケイシー・ラスキンと2時間以上にわたって討論しました。討論の主題は、「Is the Human Genome Largely Junk DNA?」でした。
全員が素晴らしい仕事をし、対話は最初から最後まで科学でいっぱいでした。悪口は一言もなく、実際のところ大いに友好的でした。これは大部分は司会者 (念のため言っておくと不可知論者です) のおかげかもしれません。さて、ヒトゲノムはたまたまジャンク (役に立たない進化の残骸) でいっぱいになっているというのがダーウィン的な予想であり、これは失敗しました。インテリジェントデザインはその逆、つまり広範な機能を予言しましたが、データの傾向はID理論家にとって印象的な正当性の証明となりました。
未完の物語
ラスキンは、ジョン・マティックとパウロ・アマラル (どちらもID推進者ではない) の去年の言葉を引用しました。「物語は未だに展開中であるが、我々は、ヒトや他の複雑な生物のゲノムはジャンクに満ちているのではなく、むしろ制御RNAを特定することに大部分を充てている高度にコンパクトな情報スイートであると結論した」。実際、『Evolution News』の昨日の投稿には、同じことを言っている多くの主流派の科学者が引用されていました。もしスターン・カルディナーレ教授がIDに文句があるなら、彼はそれら他のすべての研究者たちにも文句があることになります。ラスキン博士によって集められた引用からなるその記事は、3つのカテゴリーを挙げています。1)広範囲に及ぶジャンクを予測する進化論者の声明、2)その反対を予測するID科学者の声明、3)増し加わる証拠に照らして「ジャンク」理論を却下する科学者の声明。リチャード・ドーキンスはカテゴリー1とカテゴリー3に登場します。というのも、彼は95パーセントのジャンクを予測しましたが、後に撤回し、広範な機能はちょうど進化論が予想するであろうものだと言いました。
膨大な文献
ラスキン博士は、以前はジャンクとして片付けられていたものに特定の機能を発見した膨大な文献も引用しました。ラスキンおよび私たちの同僚であるリチャード・スターンバーグ博士とジョナサン・マクラッチー博士による今週のこの投稿には、査読付き学術誌から800を優に超えるそのような論文の例が挙げられており、それは「何倍にも・・・増大する」可能性があると述べられています。スターン・カルディナーレ教授は、さらに多くの機能が発見されることが予想されることを進んで認めはしましたが、それが限界に達すると予測しています。そうかもしれません!今のところ誰にも分からないでしょう。
しかし、もし予想外の機能性を示した800以上の論文がジャンクDNA命題に一石を投じないのなら、1日半でまとめられた (と共著者たちは言っています) そのリストには載っていない多くの論文が世の中に存在するのですが、そのような出版物がいくらあれば、スターン・カルディナーレ教授は自分の見解を覆すことを考慮するようになるのでしょうか?もし私がラトガース大学で彼の生物学の授業を受けている学生だったら、彼にそう尋ねてみたいものです。その数字を得るまで私は迫り続け、満足することはないでしょう。